副業で失敗する人の共通点。3回挫折した32歳が気づいたシンプルな答え


副業、やってみたことある人なら分かると思うんだけど。

最初のうちって「これで稼げるかも」って妙な確信があるんだよね。根拠はないのに。

「本業だけで大丈夫か不安」「もっと稼がないといけない気がする」「このままでいいのか」——そういう漠然とした焦りが、副業への一歩を踏み出させる。少なくとも僕はそうだった。でも始めてみると、思ったようにいかなくて、また悩む。

僕は3回、それをやった。3回とも、思ったようにいかなかった。

アフィリエイトで50本書いて月1000円だった話

ロジックで攻略できると思っていた。半年で50本書いて、月の最高収益が1200円だった。

「仕組みで稼ぐ」という概念に惹かれて、アフィリエイトを始めた。ロジックで攻略できると思っていた。SEOの仕組みを調べて、検索意図を分析して、記事の構成を考えて。コンサルでやってることと同じアプローチで、これは勝てると思っていた。

半年で50本以上書いた。

月の収益、最高で1200円。

……なんか、そういうことじゃないんだよね。分かってはいたんだけど、数字で突きつけられると、正直しんどかった。「ロジックが正しければ結果が出る」という世界で生きてきた自分には、かなり堪えた失敗だった。

更新が途切れたのも、記事を書くのが嫌になったからじゃない。何をどう書いても報われない感覚がただ続いて、気力が先に折れた。あの6ヶ月は、なかなか忘れられない。

Uber Eatsが1ヶ月で終わった理由

体を動かしながら稼ごうとして、自分の回復時間を削った1ヶ月だった。

「体を動かしながら稼ぐのも悪くない」と思ってUber Eatsを始めた。週末に2〜3時間走れば、それなりの副収入になる計算だった。

問題はサウナでした。

週末のサウナが、僕の唯一の回復手段なんです。ラグビーをやっていたころから、体と頭をリセットする時間として機能していて。それがUber Eatsに置き換わった途端、月曜日からのコンディションが明らかに落ちた。

1ヶ月でやめた。稼げなかったんじゃなくて、続けることのコストが高すぎた。

「副業で稼ぐ」ことと「副業で消耗する」ことは、始めてみるまで区別できない。あの1ヶ月で、自分にとっての「取り返しの効かないもの」が分かったのは、収穫だったかもしれない。

行き着いた先が、あっけなかった

もともと無料でやっていたことに値段をつけた——それだけが、うまくいった。

その後もいくつか試して、最終的に今やっているのはキャリア相談の有料化です。以前から友人や知人の就職・転職相談を無料で受けていて、ある時「これ、ちゃんとお金をもらってやろう」と思ったんです。もともとやっていたことを、仕事にしただけ。

これが、拍子抜けするくらいうまくいった。

副業って、新しいスキルを身につけて稼ぐものだと思っていたんですよね。でも振り返ると、アフィリエイトもUber Eatsも、自分の外側にある「稼げる手段」を探していた。

キャリア相談は逆で、自分の中にすでにあるものを届けるだけだった。

遠回りして気づいたこと

失敗を3回経由して気づいたのは、新しいスキルより自分がすでに持っているものの方が副業には強い、ということだった。これが万人に当てはまるかは分からない。ただ僕の場合は、遠回りしたからこそ今の仕事への確信がある。あの1200円は無駄じゃなかった、と今は思えている。

副業を考えている人から相談を受けると、「何を始めればいいか分からない」という話になることが多い。それはそうで、選択肢が多すぎる時代だ。でも僕は最近、「まだやってないことより、もうやっていることを見てみて」と言うようにしている。

友人や職場の人が「あなたに相談したい」と言ってくれることはないか。無料でやっていることで、感謝された経験はないか。そこに、一番続けやすい副業の種があることが多い気がする。

失敗した3回が教えてくれたのは、新しいスキルより、自分がすでに持っているものの方が副業には強い、ということだった。遠回りしなければ気づけなかった。そういう意味で、あの失敗には感謝している——少しだけ。

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Syun

早稲田大学ラグビー部出身。大手外資系コンサルを経て、32歳でフリーランスのキャリアコンサルタントとして独立。サウナとルーティンをこよなく愛する。

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