新年度の目標設定、毎年プレッシャーになる。数字を前にして固まっていた話
仕事の目標設定がプレッシャーで不安になる、という話をしたい。
4月になるたびに、少し憂鬱になる。新しい目標が降りてくるからだ。「今期はこの数字で」と言われた瞬間、頭の中がちょっと止まる。やる気がないわけじゃないし、仕事を辞めたいわけでもない。ただ、数字を見た瞬間に「これ、本当に達成できるの?」がずっとどこかにある。
毎年これを繰り返してる 😶
同じことを感じている人、案外多いんじゃないかと思ってる。目標設定のプレッシャーって、数字の高低だけの問題じゃないんだよね。4月の悩みはたいてい「目標」より「その数字と自分の関係」にある気がしてる。
月ごとに達成しようとしていた
最初の頃はずっと「目標の数字が高すぎる」と思ってた。でも2年目の春、達成し続けている先輩と話して気づいたことがあった。
その先輩は「最初から全部の月に達成しようとしてない」と言っていた。四半期の前半は種まきで、後半に刈り取る。1年をそのサイクルで見ると、4月に出遅れても「まだ前半だから」と思えるらしい。
「そういうことか」ってなった。私は12ヶ月を均等に割り算して、4月に出遅れた時点で「もう今期ダメかも」と思っていた。でも1年を12等分して毎月コンスタントに達成しようとするの、そもそも無理があったかもしれない。
それに気づいてからも、プレッシャーがゼロになったわけじゃない。ただ「4月に重くなる理由」が少しわかった気がして、気持ちの置き場所が変わった。
数字に「自分なりの意味」をつける
うまく言えないんだけど、目標の数字を「自分はどう使うか」を考えるようにしてから、プレッシャーの質が変わった気がしてる。
「この数字を達成したら、どのお客さんにどう関われるか」「この目標があるから、こういう動き方ができる」——そういう自分なりの意味をつけると、数字が外から課せられているだけのものじゃなくなってくる感じがあって。
全部がそう思えるわけじゃないし、「この数字は無理でしょ」と思う年も正直ある。でも「ただのノルマ」として見ると、モチベーションが一切湧かない。少しでも自分ごとにできると、スタートの気持ちの入り方が変わる 🌿
目標設定の面談で心がけていること
うちの会社は年度初めに上司との目標設定面談がある。最初の2年は何を言えばいいかわからなくて、数字をそのまま受け取るだけだった。
今は「自分がこの数字を達成することで何を得たいか」を一個持って臨むようにしてる。「今期はこのカテゴリのお客さんを深めたい」とか「担当エリアを広げてみたい」とか、数字の外側にある自分の関心を一個だけ持ってくると、面談の空気が少し変わる気がしてる。
上司が乗ってくれるかはケースバイケースだけど、少なくとも自分の気持ちの入り方が違う。
プレッシャーは消えないけど
4月になるたびに緊張するのは、今も変わらない。たぶんゼロにはならない。
ただ、「このプレッシャーがある方が自分は動ける」と気づいてからは、少し向き合い方が変わった。プレッシャーがなさすぎると逆にエンジンがかからなかった時期もあって、ちょうどいい重さの目標って存在するんだと思ってる。
今年の目標も、まだちょっと重い 😅 でも去年よりは、落ち着いて見られてる気がしてる。
一個だけ付け加えると、目標設定のプレッシャーが「全然ない」状態も、実は怖いと感じてる。
緊張感がゼロの数字は、たぶん低すぎる目標だったりする。プレッシャーを感じるということは、その数字と真剣に向き合っているということでもあって。「重い」と感じる春は、少なくともサボってない春だと思うようにしてる。
今年の4月も、そういうことにしておこう。毎年ちゃんとしんどんでいる自分を、もう少し信頼してみたい。
目標設定でやらかした話
入社1年目のとき、上司との目標設定面談で何も言えずに終わったことがある。
「この数字についてどう思う?」と聞かれて、「頑張ります」しか返せなかった。何か言わなきゃとは思ってたのに、「この数字のどこが不安なのか」を自分でもうまく言語化できてなかった 😶
面談が終わってから「あの数字、去年の達成率から考えると無理があるんじゃないか」と気づいた。でも言えなかった。「新人が数字に異議を唱えるのは生意気かな」という感覚があって。結局その年は未達で、年末に「どこで難しいと感じていた?」と聞かれて、「4月の時点で感じてました」と答えた。「そのとき言ってほしかった」と言われた。
もう少し早く「自分の言葉」を持っていれば、あの面談は変わってたかもしれない。今でもちょっと後悔している場面のひとつ。
目標設定って、上から降ってくるものとして受け取りがちだけど、実は双方向の確認作業でもある気がしてる。「この数字に向けてどう動くか」を自分でも持っておくと、面談で何か言えるようになってくる。言えなくても、考えたこと自体が4月のスタートをすこし変えてくれる気がして。
3年目の春から変わったこと
3年目の春から、面談で少しだけ話せるようになった。
「今期は既存顧客の深耕に集中したい」と言ったら、上司が「じゃあこの数字の内訳をそこで稼ぐイメージで考えてみて」と返してくれた。はじめて面談が「会話」になった気がした。数字がノルマじゃなくて、方向性を確認するための道具に見えてきた、というか。
プレッシャーが消えたわけじゃない。今も4月になると少し緊張する。でも「ただ受け取るだけの緊張」から「この数字をどう自分のものにするか、という緊張」に変わってきた気がしてる。その違いが、4月の気持ちの重さをちょっとだけ変えてくれてる 🌿
目標を前に固まってた1年目の自分に今伝えるとしたら、「あなたの感覚は合ってるから、もう少し言葉にしてみて」だと思う。固まるのは真剣に向き合ってる証拠だから、それは続けていい。ただ、少しだけ声に出す練習を早めにしておくとよかった。
目標設定のプレッシャーを「毎年同じことの繰り返し」と思ってたけど、去年と今年でちゃんと違う部分があった。去年は「この数字、どうやって達成しよう」から入っていたのに、今年は「どのお客さんにどう動いたらこの数字に近づくか」から考えていた。言葉にすると似てるようだけど、自分の中での手触りが全然違った。
一年ずつ、目標との向き合い方が少しずつ変わっていく。プレッシャーがゼロになることはないけど、同じプレッシャーの意味が変わっていく感じがある。4月になるたびに緊張するけど、去年と全く同じ緊張ではなくなってきてる。それが、続けてきた積み上げだと思いたい。
仕事の目標設定にプレッシャーを感じてる人は、たぶんちゃんとその数字と向き合っている。流せてないのは、流す気がないからだと思う。重く感じるうちは、まだその仕事に何かを求めている。そう思うと、4月の緊張感もちょっとだけ意味が違って見えてくる気がしてる 🌿
目標を前に緊張する4月が毎年来るのは、仕事をちゃんとやろうとしてるからだと思う。緊張しなくなった4月の方が、正直怖い。それを覚えておくだけで、今年の4月の重さも少し違って見えてくる気がしてる。今年も、始まりはしんどくていい。
4月になるたびに「また数字を前に固まってる自分がいる」と気づくようになってきた。でも最近は、その固まる時間が少しずつ短くなってきてる気がする。数字と向き合う練習が、毎年の4月で少しずつ積み上がっているんだと思う。プレッシャーを感じなくなる日は来ないかもしれないけど、感じ続けながら動けるようになっていく。それが、目標設定という春のルーティンとの付き合い方だと思ってる 🌱