給与交渉が怖くて言い出せない。営業なのに自分の給料だけ交渉できない話


営業をやってると、毎日のように「交渉」をしてる。

お客さんに提案して、断られて、粘って、合意してもらう。それが仕事で、それなりに慣れてきた。なのに、自分の給料の話だけは、なぜかものすごく怖い 😅

この矛盾、同じ営業職の人なら分かってくれると思う。


言い出せなかった時期があった

スタートアップに転職してから2年目のとき、給与について上司に言い出せなかった時期がある。

仕事の手応えは出てきてたし、数字もそれなりに出してた。でも「給料上げてほしいです」って言葉が、口から出てこなかった。次の評価面談で言おう、と思って、面談が来たら「また今度でいいか」ってなって。それを3回くらい繰り返した。

言い出せない理由を考えたとき、一番大きかったのは「嫌われたくない」だったと思う。「お金のことしか考えてない人」と思われたくない。上司との関係が壊れたくない。そういう怖さ。

言えなかった後悔の方が大きかった

結局、言い出せないまま1年が過ぎた。給料は上がらなかった。

後から分かったんだけど、同期が評価面談で給与について話してて、少し上がってた。内容はほぼ同じなのに、言った人と言わなかった人で差がついてた 😶

これ、かなり悔しかった。「言わないと伝わらない」を頭で分かってたつもりだったけど、体で理解したのはそのときだった。

実際に言ってみたらどうなったか

次の評価面談で、ちゃんと言った。すごく緊張した。「現状の給与について話していいですか」って切り出すのに、1分くらい迷った気がする。

結果から言うと、すんなりとは通らなかった。上司から「今期の数字をもう少し積み上げてから次の評価で」という話になって、その場では変わらなかった。

でも、言ってよかったと思ってる。「給与についてちゃんと意識してる人」として認識された感覚があったし、その後の評価面談の空気が変わった。言わなかったときの「また今度でいいか」のループからは、ようやく抜け出せた。

給与交渉が怖い理由って、たぶんこれ

うまく言えないけど、給与交渉が怖い根本って「評価してほしいと言うことへの恥ずかしさ」な気がする。

「私はこれだけの価値があります」と主張するのが、なんか生々しくて恥ずかしい。特に日本だと、謙虚さを美徳にする文化があるから、余計にそう感じやすいのかもしれない。

でも、お客さんに「この金額の価値があります」と伝えるのと、上司に「この仕事の価値があります」と伝えるのは、構造は同じだと気づいてから、少し楽になった 🌿 自分の市場価値を話すことは、別に恥ずかしいことじゃない。

言い出すための小さなコツ

完璧に準備してから言おうとしなくていいと思う。私は「今期の実績とともに話したい」という一行だけメモして、面談に臨んだ。

切り出し方は「給料上げてください」じゃなくて「今の業務内容と給与について相談したいことがあります」の方がハードルが低かった。要求じゃなくて相談、のトーンで入ると、自分も緊張しにくい。

断られることも当然ある。でも「断られた = 終わり」じゃなくて「断られた = 次に何が必要か分かった」と思えると、だいぶ変わる。営業の商談と同じで、最初の断りは終わりじゃなくてスタートだったりする。


あのとき1年間言えなかったのは、今でも少し後悔してる。でも言えるようになった今の自分の方が、仕事の向き合い方が変わった気がしてる。そっちの方が大きい。

給与交渉が怖いのは、たぶん普通のことだと思う。でも言わなかったことへの後悔は、思ったより長く残った。怖くても言える自分になれたのは、言い出せなかった時期があったからかもしれない。そう思うと、あの1年も、きっと無駄じゃなかった気がする 🌿

Yuki

アナウンサーを目指した過去を持つ29歳。大手メーカーからスタートアップへ転職した現役営業職。休日はカフェで充電しながらキャリアについて発信中。

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