営業を辞めたいと思ったとき読んでほしい。しんどくても続けてる理由


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営業って、しんどいです。正直に言います。

なんか「営業は人間力を鍛える!」みたいな話、よく聞くじゃないですか。それはそうなんだけど、そういう話をされるたびに「それはそうなんだけどさ…」ってなる自分がいて。

今日はその「…」の部分を書こうと思います。

しんどいことを、ちゃんと言う

断られること。これがまず普通につらい。

先週も、3ヶ月くらい追いかけてたお客さんに「やっぱり見送りで」って言われて。メッセージ見た瞬間、なんかしばらく画面を閉じました。

数字のプレッシャーも、慣れるかと思ったらそんなことはなくて。月末になると、今月どうだっけ、って毎朝起きるたびに頭の片隅にある感じ。休日のカフェでぼーっとしてても、ふとした瞬間に「あと何件」って計算してる自分がいたりする。

あと、「ちょっと話を盛った方がいいかな」って思う瞬間。これが一番しんどい。正直に言うと、そういう場面は今でもゼロじゃない。毎回「でも嘘はつかない」って決めてるけど、その葛藤自体が地味に消耗する。

しんどいことって、意外とこういう地味なやつが積み重なる。

じゃあなんで続けてるの

これ、聞かれるたびに少し考えちゃうんですよね。うまい答えが出てこなくて。

でも一個だけ、確かに言えることがあって。

誰かが「ありがとう、助かりました」って言ってくれる瞬間、なんかそれだけで帳消しになるんです。全部が、じゃないけど。ちょっとだけ。

スタートアップに転職してから、お客さんとの距離が近くなって、その感覚が増えた気がする。大手にいたときは、誰かのためになってるのかどうか実感が薄かったんですよね。数字は追ってるけど、誰が喜んでるのか見えない、みたいな。今は顔が見えるから、その分だけリアルに刺さる。

それだけと言えばそれだけなんだけど、うまく言えないけど、それが結構でかい。

向いてないと思ったこと、何度もある

入社1年目、「私、営業向いてないかも」って思った回数、多分100回は超えてる。

同期の男の子、ぐいぐい行けるタイプで、どんどん数字上げてて。私はなんか押しが弱くて、「もう少し検討します」って言われると「はい、ぜひ検討してください」ってなっちゃう。

今でもそれは変わってないし、変えようとも思ってない。ゴリゴリに攻めるのは私じゃないな、と途中で思ったから。

代わりに、「この人のこと、ちゃんと覚えておく」ことは誰にも負けないようにしてる。半年ぶりに連絡が来たとき、前回話してた悩みを覚えてたら、それだけで「ちゃんと見てくれてたんですね」って言ってもらえることがある。そういう積み重ねの方が、私には合ってたみたい。

向いてないことを直すより、自分なりのやり方を見つける方が早かった気がしてる。私の場合は、だけど。

そのころ読んだ『営業の魔法』(中村信仁)に、「営業とはお客様のお役に立つことで、押しつけることじゃない」という話が出てくる。読んでて、あ、私がやりたいのってこっちだ、と思えた。ゴリゴリ攻めるやり方が「正解」じゃなくて、向いてるやり方が違うだけだったんだって 📖

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感想(32件)

辞めようって本気で思った夜のこと

入社2年目の秋、「来月には辞めよう」って本気で思った夜がある。

月末2日前で数字が全然足りなくて、無理に押し込んだ提案をお客さんに見抜かれて、帰り道に「もうここにいる意味ないかも」って電車の中でずっとそのことだけ考えてた。

あのとき辞めなかったのは、翌朝に別のお客さんから「先日の提案、上司がいいって言ってくれました」ってメッセージが来たから。それだけ。タイミングだったと思う。本当に。

「つらいから辞める」の判断が間違いとは思わない。でも私の場合、つらさのピークで決めなくてよかった気はしてる。

続けるかどうか、迷ってる人へ

営業が嫌で、辞めようか悩んでる人に「続けた方がいいよ」って言うつもりはないです。しんどいなら辞めた方がいいこともあるし、向いてる仕事は他にあるかもしれない。

ただ、「しんどい=向いてない」でもないかな、とは思ってる。私はしんどいけど続けてるし、続けてよかったと今は感じてる。

あと、「嫌なことが多い」と「やめたい気持ちがある」は別の話だと最近思ってて。嫌なことがあってもやめたくない場合もあるし、嫌なことは少ないのにやめたい場合もある。そこを混同してると、判断がずれる気がするから。


カフェでこれを書いてたら、今日も月末が近づいてきた。さて、もう一件連絡してこよう 📱

「この人の前の悩みを覚えておく」という武器

営業スタイルの話、もう少し書かせてください。

スタートアップに転職してから、半年ぶりくらいにお客さんに連絡することがあって。「ご無沙汰しています、前回お話しされていた〇〇の件、その後どうなりましたか?」って送ったら、「覚えてくれてたんですね」ってすごく喜んでもらえたことがあった。

商談の内容というより、あのとき「この人、こういうことで悩んでるんだな」ってメモに書き留めてた一言が、半年後に効いた感じ。

ゴリゴリ攻めるタイプじゃない私にとって、これが一番続けやすい営業スタイルだった。記憶力がいいとかじゃなくて、ちゃんとメモして、たまに読み返すだけ。地味だけど、「あ、ちゃんと見てもらってる」って思ってもらえる瞬間が確かにある。

数字が取れる人の真似をしようとしたこともあるけど、うまくいかなかった 😅 自分の弱点を直すより、自分なりの強みを育てる方が、私には向いてた。

給与交渉を1年言い出せなかった話

これはちょっと情けない話なんだけど。

スタートアップに転職してから、最初の1年間、給与交渉をずっと言い出せなかった。実績はそれなりにあったと思うし、言いたいとは思ってたんだけど、「嫌われたらどうしよう」とか「そんな年じゃない」とか、いろいろ考えすぎて言えなかった。

2年目の評価面談で、やっと「給与を上げてほしいです」と言えたんだけど、そのとき上司に「もっと早く言ってよかったんだよ」って言われた。あ、そうなのか、って。

言い出せなかった1年を後悔してるし、その後悔を引きずって今でも「これ、ちゃんと言っていいのかな」って一瞬考える癖がある。でも言えたのも確かで、その経験から「言わないと伝わらない」ことを学んだ。遠回りだったけど。

🌿 営業って、誰かを説得するイメージがあるけど、自分の意見を社内で言い続けることもある意味営業だと思ってる。それがまだ苦手なんだけどね、私。

月末プレッシャーとの付き合い方

最初の頃は「月末が来るたびに怖い」だったのが、今は「月末が来たら集中できる」に少し変わってきた。

変わったのは、「今月どうだっけ」という確認を毎朝やるようにしたからだと思う。月末になって気づくんじゃなくて、週ごとに自分のペースを知っておく。遅れてたら早めに動けるし、進んでたら少し余裕を持てる。

それだけのことなんだけど、なんか「知ってる」と「知らない」では心理的な重さが全然違う。知らないまま月末を迎えるのが一番しんどかった。

数字のプレッシャーがゼロになることはないし、なくなってほしいかと言われると、正直そうでもない気がしてる。プレッシャーがあるから動く部分もあるし、達成したときの解放感もある。うまく言えないけど、あのプレッシャーも含めて「営業してる」感じがする。

「断られること」と少し仲良くなる

これ、言語化するの難しいんですけど。

最初の頃は断られるたびに「私がダメだったのかな」って考えてた。でも今は、「この人には今じゃなかっただけかも」って思えることが増えた。

全部が自分のせいじゃないし、全部が相手のせいでもない。タイミングとか状況とか、コントロールできないことが絡まってることが多い。

3ヶ月かけて育てた案件が「やっぱりやめます」で終わったとき、もちろん悔しい。しばらく画面が見られなくなる日もある。でも、「断られたから終わり」じゃなくて、「今は断られたけどいつか縁があるかも」と思いながら一旦引くのが私のスタイルになってきた。

強がりじゃなくて、本当にそう思えるようになった。何年もかかったけど 🌱

Yuki

このサイトの編集リーダー。アナウンサーを目指した過去を持つ29歳。大手メーカーからスタートアップへ転職した現役営業職。休日はカフェで充電しながらキャリアについて発信中。

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