スタートアップに転職して3年目が終わる。2年前の自分に見せたいこと
スタートアップへの転職から2年後の今、最近ちょっと思うことがある。
「大手からスタートアップに転職したんですが、最初の3ヶ月がしんどい時期で」って。分かる。私もそうだった。それで「2年経ったらどうなりましたか」って聞いてもらうこともあって、なんか自分でもちゃんと整理したことなかったなって思ったので書くことにした。
チームリーダーになった
転職から1年半で、チームリーダーになった。
社内で女性が昇格するのは初めてで、メンバーが3人できた。正直、最初は怖かった。自分のことだけ考えていればよかったのが、急に3人分を考えないといけなくなって。営業の数字を追いながらメンバーの進捗も見て、というのが最初の数ヶ月は頭の中で全然うまく整理できなかった。
「リーダーっぽく振る舞わなきゃ」って気負ってた時期もあった。でもあるとき、メンバーの一人が「yukiさんって、相談しやすいですよね」って言ってくれて。それで「あ、リーダーとしての私を作ろうとしなくていいのかも」って思った。私のままでいい、というか。その感覚になってから、少し楽になった。
スタートアップだったから早かっただけで、大手にいたらもう少し時間がかかっていたかもしれない。それを「よかった」と思うかは今も微妙で、まだ整理しきれてない 😅
変わらなかったこと
数字の追い方とか、お客さんとの向き合い方は、転職前から変えていない。
「嘘はつかない」って決めてること。これは大手にいたころから変わってなくて、たぶんこれからも変えないと思う。「今これ、あなたには必要ないかもしれない」ってはっきり言える環境になったのはスタートアップに来てからだけど、そうしたかったのはずっと前からだった。
半年ぶりに連絡してきたお客さんが「あの話、あのあとどうなったと思います?」って話しかけてくれる。そういう積み重ねが、今の数字の土台になってる気がしてる。ゴリゴリに攻めてないのに数字がついてくる感覚が出てきたのは、2年目の後半からだった。
しんどかった時期のこと
うまく言えないけど、2年の間に一回、けっこうしんどい時期があった。
営業2年目の春に大口を失注して、ちょうど後輩が入ってきたタイミングと重なって。後輩の数字が伸び始めたのを見て、なんか嬉しいんだけど焦りもあって、その感情が自分でうまく処理できなかった。誰にも言えなくて、一人でずっと抱えてた。
上司には評価が下がると思って言えなかったし、同期には見せたくなかったし。今振り返ると、もう少し早く誰かに話せてたら違ったかもしれないと思う。抱えてたことで、余計しんどくなった部分があったから 🌱
立て直せたのは、焦って件数を増やすのをやめてから。一件だけ、半年ぶりの既存客に連絡した。それだけだったけど、それがきっかけになった。
2年後に分かったこと
大手とスタートアップの違いって、最初は「スピード」とか「裁量」とか、仕組みの話をしていたけど、2年経ってから「人との距離感の違い」だったんだなと思うようになった。
代表に直接「こうしたい」って言える環境があるのは、スタートアップならでは。その一言が翌週から反映されることもある。その感覚が、私には合ってた。今の私が一番しっくりきているのは、「会社の方針を売る」じゃなくて「自分の言葉で話す」営業だから。
ただ、スタートアップは誰も助けてくれない場面が本当にある。それは今も変わってない。3年目になった今でも、困ったときに頼れる先がない瞬間はある。そこだけは覚悟が必要だと思う。
最近、30歳が近づいてきた感覚がある。
転職したのが26歳で、今年29歳になる。あのとき「転職してよかったか」って聞かれたら、まだうまく答えられなかった。でも今は少し違う。3年続けて、チームを持って、数字も大手時代を超えた。それが答えかどうかはまだ分からないけど、少なくとも「あのとき動かなければよかった」とは全然思っていない。
2年前の自分に見せてあげたいな、というのだけは本当にそう思ってる。