仕事が楽しくなったきっかけ。行きたくない朝があった頃からの話


仕事が楽しくなったきっかけって、ちゃんとあるんですよね。

「仕事が楽しくなった」というと、なんか劇的な転機があったみたいに聞こえるけど、そういうわけでもなくて。気づいたら「あ、私これ好きかも」ってなってた、みたいな感じ 🌿 仕事に行きたくない朝があった時期が2年くらい続いて、帰りの電車で泣いたこともある。それでも続けていたら、いつのまにか変わっていた。


行きたくない朝があった頃のこと

大手メーカーの営業をしていた頃、仕事への向き合い方がよく分からなかった。

毎朝ちゃんと起きて、資料作って、商談行って、報告して。こなしてる感はあるのに、何のためにやってるんだろう、という気持ちがふわっとあった。忙しくないわけじゃない。でも、なんか充実してない。うまく言えないんだけど、「私がここにいる意味あるのかな」って思う夜が、月に何回かあった。

お客さんとの関係も、なかなか「担当者と窓口」以上にならなかった。会社のルールと型の中でしか提案できないから、本当に相手のことを考えた話ができてるかどうか、正直自信がなかった。「嘘はつかない」って自分の中で決めてたけど、本音で話せてる場面がそんなに多くなかった 😶

一言が、何かを変えた

楽しくなってきたきっかけの一つは、お客さんからの言葉だった。

大手での1年目が終わるころ、ある担当者さんから「あなたに相談して良かった」と言ってもらえた。大した案件じゃなかった。資料も大したものじゃなかった。でも、その人にとって役に立てたことが、きちんと言葉になって返ってきた。

そのとき初めて「あ、これが好きなのかもしれない」って思った。スポットライトが当たる仕事じゃなくてもいい。目の前の人に「良かった」と思ってもらえる、それだけで十分なんだ、と気づいた瞬間だった。アナウンサーを目指してた頃に求めていたものと、根っこは同じかもしれないと思ったのも、確かそのときだった。

転職が、もう一段階変えた

楽しくなる方向が見えてきたのが大手での後半だとしたら、スタートアップへの転職がもう一段階の変化になった。

大手時代は、会社の決めた型の中でお客さんと話してた。でもスタートアップに来てから、商談が「会話」になった。相手の課題をその場で一緒に考えながら、「こういうことですかね?」「それは前の会社でもありましたか?」って返していく感じ。準備した台本をなぞるんじゃなくて、相手が何を言いたいかを聞きながら動いていく。

あ、私これめちゃくちゃ好きだ、ってなった瞬間があった。転職して3ヶ月目くらい。まだしんどさは全然あったんだけど、「この仕事、向いてる気がする」という感覚はあの頃からあった。

楽しくなるのに必要だったこと

振り返ると、仕事が楽しくなったのは、楽しくする努力をしたからじゃなかった気がしてる。

そのころ読んだ『仕事は楽しいかね?』(デイル・ドーテン)に、「楽しい仕事を探すより、試し続けることで楽しさが見つかる」という話が出てくる。うまく言えないけど、なんかこれ、今の自分のことだと思った 📖

「自分のやり方が活きる場面が増えた」「本音で話せる環境に移った」、この2つが大きかった。楽しくない原因って、仕事内容そのものより、「やり方が合ってない」か「環境が合ってない」かのどちらかであることが多い。私の場合は環境を変えたら、だいぶ変わった。

大手にいた頃「楽しくないのは私がダメだからだ」と思ってた時期があった。でもそうじゃなかった。楽しいと感じるには、自分のやり方が通用する場所にいることが必要だった。場所が合ってなかっただけで、私が弱かったわけじゃなかった。

それに気づくのが、3年かかった。かかりすぎな気もするけど、でも必要な時間だったとも思ってる 🌱


仕事が楽しくなったきっかけを振り返ると、「大きな出来事」より「小さな手応えの積み重ね」だった気がする。一つの言葉、一つの商談、一つの合う感覚。それが少しずつ積み重なって、気づいたら「これが好きだ」になってた。

仕事に行きたくない朝があった時期があるからこそ、今の「楽しい」の解像度が高い。しんどかった時間は、無駄じゃなかったと今は思える ☕

Yuki

アナウンサーを目指した過去を持つ29歳。大手メーカーからスタートアップへ転職した現役営業職。休日はカフェで充電しながらキャリアについて発信中。

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