仕事が怖くなったとき、どう乗り越えたか。自信をなくした営業2年目の話


これ、あんまり人に話したことないんだけど。

営業2年目の春ごろ、急に仕事が怖くなった時期があって。

怖いって言っても、仕事が嫌いになったとか、会社を辞めたいとか、そういうはっきりしたものじゃなくて。なんか、お客さんに電話をかける前に一瞬手が止まるとか、資料を送る前に何度も読み返してしまうとか、そういう感じ。

うまく言えないけど、自信がごっそり抜けてる感覚。


何がきっかけだったか、今でも分からない

当時、思い当たる節はいくつかあった。

担当していた大口のお客さんを失注したこと。後輩が入ってきて、先輩として見られるようになったこと。自分が目指していた「こういう営業になりたい」という像と、実際の自分のギャップが気になり始めたこと。

どれかひとつが原因というより、全部が少しずつ重なってた気がする。

仕事が急に怖くなる感覚って、きっかけを探したくなるんだけど、たいてい一つじゃない。積み重なって、あるとき「あ、しんどい」と気づく感じ。怖い原因を特定しようとして、余計しんどくなったのもあった。

そういうの、後から振り返らないと見えないんですよね。渦中にいるときは、ただしんどいだけで。

失注した直後は自分なりに気持ちを立て直したつもりだったけど、しばらくしてじわじわ来た感じだった。心ってタイムラグがあるのかもな、って今は思う。

誰にも言えなかった

これが地味にきつくて。

上司には「頑張れ」って言われそうで言えなくて。同期には心配かけたくなくて言えなくて。親には「やっぱり大手の方が…」ってなりそうで言えなくて。

☕ カフェに一人でいる時間が、一番楽だった。何も期待されない場所っていいなと思ってた。

あのころはカフェで1〜2時間、ぼーっとしてから帰ることがよくあった。生産的なことは何もしてないんだけど、それが唯一「自分のペースでいられる時間」だった気がする。

今思えば、誰かに話せていたらもう少し早く楽になれたかもしれない。でも当時はそれができなかった。「しんどい」って言葉を口に出したら、もっとしんどくなりそうで、怖かったのかもしれない。

怖い時期の、毎日の乗り越え方

大げさなことはしてなかった。

電話をかける前に一回深呼吸する、それだけ。資料を送る前の読み返しも、「3回読んだら送る」って自分でルールを決めた。回数を決めたら、ループするのが少し減った気がした。

あと、その日の小さい「できたこと」をメモするようにしてた。「今日はお客さんに折り返せた」とか「資料送れた」とか、本当に些細なこと。でもしんどいときって自分の「できなかった」ばかり見えるから、意識して「できた」を記録するのが少し助けになった。

誰かに教えてもらった方法じゃなくて、試行錯誤しながら自分でたどり着いたものばかりだったけど。

少しずつ戻ってきた理由

何かがガラッと変わったわけじゃないんだけど。

お客さんに「ありがとう、助かった」って言ってもらえた日があって。なんか、その言葉がいつもより深く刺さった。しんどい時期だったから、受け取り方が違ったのかもしれない。

それで「あ、自分がやってることって意味があるんだ」ってなった。すごく単純なんだけど、そのときはそれで十分だった。

怖い時期があったから、その言葉の重さが分かった気もする。もし順調なままだったら、あの一言をそこまで受け取れなかったかもしれない。しんどい時期があって、よかったとは正直言い切れないけど、意味がなかったとも思えない 🫶


あのころのことを今書けるのは、抜け出せたからだと思う。渦中にいるときは、こんなふうに書けなかった。

仕事が怖くなる時期って、誰にでもあるのかな。私だけじゃないといいな、とは思ってる。

Yuki

アナウンサーを目指した過去を持つ29歳。大手メーカーからスタートアップへ転職した現役営業職。休日はカフェで充電しながらキャリアについて発信中。

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