入社1ヶ月、仕事に慣れなくてしんどい。それ、たぶん普通です
入社して1ヶ月、なんか毎日消耗してる。慣れない、ミスする、何が正解かわからない。帰ったら何もできない。
これ、私も経験したし、正直「向いてないのかも」って何度も思った。
慣れてないのと、向いてないのは、ぜんぜん違う
入社してすぐのころって、「向いてないかも」という感覚と「慣れてないだけ」という感覚がごちゃまぜになりやすい。でも、この2つって全然別の話なんだよね。
向いてる・向いてないは、ある程度やってみないとわからない。でも「慣れてない」は時間が解決する部分がかなりある。1ヶ月でそれを判断するのは、正直早すぎる。
私が入社してからしんどかったのは、ざっくりいうと「何が求められているかわからなかった」からだと思う。報連相のタイミングも、資料の精度感も、どこまで自分で判断していいかも、全部ゼロから作る必要があって。それがとにかく消耗した。
特にしんどかったのは、「このくらいのことで相談していいのか」という判断が全部わからなかったこと。小さすぎる質問は「なんでそれで詰まってるの」と思われそうで怖い。でも自分で判断すると後から「それ聞いてほしかった」と言われる。どっちに動いてもミスになる感覚があって、その板挟みがとにかく疲弊した。
私がやらかしたこと
入社2週間目、件名を空白のままメールを送った。優しく指摘されたんだけど、なんかすごく恥ずかしくて 😶
入社3ヶ月目、大口のお客さんとの商談でメモを取り忘れた。上司にかなり強いトーンで言われて、帰りの電車でちょっと泣いた。
報連相のタイミングが掴めたのは、入社して1年くらい経ってからだった。「これ報告しなくていいのかな」と迷うことが多かったし、後から「あれ早く言ってほしかった」って言われることもあって。なんか、そういうのって言葉にしにくいんだよね。「暗黙のルールを覚えてください」みたいな感じで。
今思い返すと、あのころの私は「相手の反応」に全神経を使ってた。お客さんがどう思ったか、上司がどう受け取ったか——それを気にしすぎて、仕事の中身を考える余裕がなかった。余裕がないからミスが増えて、ミスが増えるからまた消耗する。「慣れてないからミスする」というより「慣れてないから余裕がなくてミスする」の方が正確な気がする。
1ヶ月しんどくて当然な理由
入社1ヶ月って、「情報が多すぎる時期」だと思う。
覚えること、把握すること、適応すること、全部が同時に来る。脳みそのリソースが全部そっちに取られて、帰ったら何も考えたくなくなる。それって「向いてない」のサインじゃなくて、ちゃんと向き合ってる証拠だと私は思ってる。
なんとなくこなせてる人の方が、実は後からしんどくなることが多い。
入社1ヶ月のころ、先輩から「3ヶ月は慣れなくて当然、1年で一人前、3年で独り立ち」と言われた。当時は「そんなにかかるの」と思ったけど、今はその感覚がよくわかる。でも入社直後って、「早く慣れなきゃ」という空気を勝手に感じてしまう。周りが普通にやってるように見えて、自分だけ遅れてる気がして。あの空気に飲まれると、しんどさが倍になる。
少し楽になった考え方
「うまくやろうとしない」に切り替えたら、少し楽になった。
うまくやろうとするほど、できないことが目についてしんどくなる。それより「今日はこの一個を覚えた」「このやり取りはうまくいった気がする」くらいの単位で見ていく方が、消耗しない 🌿
この「小さい単位で見る」は、意識しないとできなかった。最初のうちって、「今日ちゃんとできたか」という評価軸が上司の反応だけになりやすい。上司が機嫌悪かったら「今日もダメだった」になる。それだと消耗し続けるだけだから、自分の中に「今日覚えたこと」を一個置く習慣をつけた。
あと、「半年前の自分より一個でもできてることがあるか」を定期的に確認するようにしたら、自分の評価が上司の反応だけに左右されなくなった。これ、けっこう大事だと思ってる。
もう一個だけ。「先輩に聞きすぎてもいい」と開き直ったら、少し楽になった。最初って、質問することに罪悪感がある。忙しそうだし、こんなこと聞いていいのかって。でも後から振り返ると、「あのとき聞いておけばよかった」の方がずっと多かった。先輩も「もっと聞いてほしかった」と言ってることが多い。聞くことは迷惑じゃなかった——と気づいたのは入社半年後だったけど。
「向いてない」と「慣れてない」を区別する一つの方法
入社1ヶ月で「向いてないかも」という感覚が来たとき、一個だけ確認してほしいことがある。
「仕事の内容が嫌なのか、やり方がわからないのが嫌なのか」という問い。仕事そのもの——お客さんと話すこと、資料を作ること、商談に行くこと——が根本的に嫌なら、向き不向きの話かもしれない。でも「何をどのくらいの精度でやればいいかわからない」「ミスして怒られてばかりでやり方がわからない」が主な理由なら、たぶんそれは慣れてないだけ。
私は入社2ヶ月目に「これ向いてないかも」と思ったとき、考えてみたら「お客さんと話すのは嫌いじゃない」という感覚があった。嫌なのは「怒られること」と「何が正解かわからないこと」で、それは慣れでなんとかなる話だった。
向いてるかどうかの結論は、少なくとも半年くらいは出さなくていいと思ってる。
しんどさの「種類」が変わってきたら、サイン
慣れてきたかどうか、実はけっこう分かりやすいサインがある。
しんどさの種類が変わってくること。
最初のうちは「何が正解かわからない」「ミスしたらどうしよう」みたいな、まっさらな不安。それが「あの案件、こうすればよかったかも」「あのお客さん、もう少しこう話せばよかった」という具体的な反省に変わってくると、慣れてきたサインだと思う。同じしんどいでも、質が違う感じ。
私の場合、それに気づいたのが入社7〜8ヶ月目ごろだった。報連相の感覚もそのあたりで少しつかめてきて、「ちょっと面白いかも」という瞬間が出てきた。あのころの「なんかわからない不安」とは、明らかに違う感じがした。
「しんどさの種類が変わってきた」って、なかなか自分ではわかりにくいんだけど、一個指標になるのが「ミスの後の気持ち」の変化だと思う。最初のうちは「またやった、ダメだ」が先に来る。慣れてきたころには「次はこうしよう」が先に来るようになる。それがはっきりしてきたら、たぶん慣れてきてる。時間はかかったけど、ちゃんと変化した。
慣れるまでの時間は人によって全然違うから、比べても仕方ない。でも「しんどさの種類が変わってきた」という感覚は、ちゃんとある。それが来るまで、もう少しだけ 🌱
あと、1ヶ月の自分に今伝えるとしたら「わからないことをわからないと言っていい」ということだと思う。知ったかぶりして進めてから詰まる方が、最初から聞くより時間も消耗も大きかった。最初の1ヶ月で「聞く習慣」を作れると、その後がかなり変わる気がしてる。うまくやろうとするより、聞きやすい関係を早めに作る方が、長い目で見ると楽だった。
入社1ヶ月でしんどいのは、ちゃんと仕事と向き合っているからだと思う。
3ヶ月で慣れる人もいれば、半年かかる人もいる。自分のペースがある。焦って結論を出さなくていい。しんどさの種類が変わってきたら、それが慣れてきたサインだった 🌱
「向いてない」という気持ちは、しんどい時期に一番強くなる。でも一番強くなるタイミングで出した結論が、一番信頼できない気がしてる。もう少しだけ待ってから、改めて考えてみてほしい。