営業配属が決まって不安。新卒が最初に知っておいてほしいこと


営業配属が決まった瞬間、正直「えっ」ってなった。

就活でちゃんと「営業希望」って書いたのに、いざ決まると急に怖くなるというか。「本当に私に向いてるのかな」って、内定者の時期から入社直前まで、ずっとうっすら不安があった。

この話、するとけっこう「わかる」ってなる人が多い。

向いてないかもって思うのは、最初の数ヶ月だいたいみんなそう

私の場合、入社して最初のうちは「営業って苦手かも」と思う瞬間が週に何回かあった。

うまく商品説明できない、お客さんの反応が読めない、そもそも何を話したらいいかわからない。入社2ヶ月目くらいに「やっぱり向いてないんじゃ」って落ち込んだことも、正直ある。

でもあのとき「向いてない」と感じていたのは、スキルが足りなかっただけで、向き不向きの話じゃなかったと今は思う。なんか違う、というのは、まだ慣れていないってことと混同しやすい。

最初にしんどかった理由、後から気づいた

入社3ヶ月目:大口顧客との商談でメモを取り忘れて、上司にかなり強い口調で指摘された。帰りの電車でちょっと泣いた。そのころは「ミスをしたら怒られる」という緊張感で頭がいっぱいで、お客さんのことを考える余裕がなかった。

報連相のタイミングをつかむのに、1年かかった。「こんな細かいことまで報告するの?」と思うこともあれば、「これは早く言えばよかった」と後から気づくことも多くて。なんか、そういう感覚って言葉にしにくいけど、慣れる前の状態ってすごく消耗する。

配属直後に知っておけばよかったこと

一つだけ言えるとしたら、「うまくやろうとするより、覚えようとする方が楽になる」ということ。

最初から成果を出そうとすると、うまくいかないたびに「向いてないかも」が出てくる。でも「今日はこのお客さんのことを少し知れた」「この質問がよかったかも」くらいの単位で動いていると、しんどさの種類が変わってくる。

もう一つ、「嘘はつかない」という自分なりの軸を決めたのが、けっこう大事だった。大手にいたとき、顧客に本当に寄り添えない売り方を求められる場面があって、それがいちばん消耗した。「これはやらない」という線が自分の中にあると、営業の仕事が少し自分のものになる感覚があった。

最初の1年で変わったこと

正直に言うと、1年目の終わりごろ、初めて「営業ってちょっと面白いかも」と思う瞬間があった。

半年ぶりに連絡したお客さんに「前回の悩み、あれからどうなったと思います?」って話しかけたら、「覚えてたんですか」って言われて。その感覚が、なんかよかった 🌿

向いてる・向いてないより、「こういう営業なら続けられる」という自分のやり方が少し見えてくると、不安の種類が変わってくる。最初の数ヶ月はそこまで行けなくて当然だと思う。

不安が「楽しみ」に少し変わる瞬間がある

配属が決まったとき、正直「なんで営業なんだろう」と思っていた。

それが変わったのは、お客さんと1対1で話すのが少し面白くなってきたころ。何十人もの人の「仕事の悩み」を直接聞ける仕事って、ある意味すごいな、と思って。そこがわりと自分に合っていたのかもしれない。

「向いてるかどうか」は、やってみないと本当にわからない。不安のまま始めてよかったと、今は思ってる。配属される前に決めなくていい 🌿


配属が決まって不安なのは、真剣に向き合おうとしているからだと思う。なんとなくやり過ごせる人の方が、実は長続きしないことが多い。

最初の1年は、うまくやろうとしなくていい。覚えることと、自分のやり方を少しずつ探すことだけ、やってみてほしい。不安のまま始めて、それでよかったと思える日がきっと来る。少なくとも私はそうだった 🌱

「向いてない」が一番強かった時期

入社4ヶ月目、初めて大口顧客の商談に一人で入った週がいちばんしんどかった。

商談前夜に何度もトークスクリプトを読み込んで、想定問答を考えた。でも当日、お客さんから「他社と比べて御社の強みはなんですか」と聞かれた瞬間、頭が白くなった。準備してたはずなのに、言葉が出てこなかった 😶

なんとか場を乗り切ったあと、帰り道で「向いてないんじゃないか」という気持ちがピークに達した。上司に報告しながら声が出なくなりそうになって、ちょっとだけ泣きそうになった。

でもあのとき「向いてない」と感じた理由を後から整理すると、「頭が白くなったこと」より「準備が自分の中で消化できていなかったこと」だったと思う。スクリプトを覚えようとしていたのに、理解して言葉にするところまで至っていなかった。スキルの話で、向き不向きじゃなかった。


配属直後に「向いてない」が来るのは、ほぼ全員そうだと思う。でもそのタイミングで出た結論が一番信頼できない。何もわからない状態で判断しているから。不安の中にいるとき出した「向いてない」は、情報が少なすぎる状態でのノイズだと思っていい。

営業配属で得たものが、今も残ってる

大手からスタートアップに転職して、営業を4年続けてきた今になって思うのは、配属1年目に「向いてないかも」と思いながらも続けたことが、今の自分の土台になってるということ。

あの4ヶ月目の商談で頭が白くなった経験があったから、今は「予想外の質問が来ても、まず一回考える時間をもらっていい」と思えるようになった。うまくいかなかった場面が、後から「あの経験があったから」に変わることが、営業の仕事ではよく起きる。

配属直後の不安や失敗は、消えるんじゃなくて、「使えるもの」に変わっていく。営業配属が決まって不安な人に、そのことだけ伝えたい。今の不安は、後から意味を持つ可能性がある 🌿


もう一個だけ、配属直後に知っておいてほしいことがある。

営業の仕事って、「自分らしいやり方」が見つかるまでが一番しんどい。最初のうちは先輩のやり方をそのままコピーしようとするけど、うまくいかないことが多い。体格も性格も違う人のやり方をそのまま真似しても、どこかぎこちなくなる。

私が転換したのは、先輩のやり方をコピーするのをやめて、「先輩のどの部分が自分に合うか」を選び始めてからだった。Aさんの「前の悩みを必ず聞く」という習慣と、Bさんの「提案は1回の商談に1つだけ」という方針を組み合わせて、自分なりのスタイルを少しずつ作っていった。

配属が決まって不安な人は、まず「先輩のやり方のどこが自分に合うか」を観察することから始めてみてほしい。1年後に「自分のやり方」と呼べるものの断片が、そこにある気がしてる 🌿

配属が決まったときの「えっ」という感覚、今でも覚えてる。あのとき不安だった自分が、4年後も営業を続けてチームリーダーになるとは思っていなかった。不安の大きさは、その仕事に本気で向き合いたいというサインでもあると思う。向き合いたいから怖い。だから不安なまま始めていい。最初の不安は、正直なところそれだけのことだったと今は思ってる。

最後に一個だけ。営業配属が決まってから入社までの間、「どんな営業になりたいか」を少しだけ考えてみてほしい。数字を出したい、お客さんに信頼されたい、なんでもいい。そのイメージがあると、しんどい場面でも「これは自分が目指してる方向にある」と思えることがある。配属が決まった今が、それを考える一番いい時期だと思う 🌱

不安なまま入社して、不安なまま最初の商談に行って、それでもなんとかやってきた。その経験が積み重なって、今の自分の仕事になってる。最初の不安は、正直そのくらいの話だった。あとから振り返ると、最初の頃の不安が懐かしくもなる。

Yuki

このサイトの編集リーダー。アナウンサーを目指した過去を持つ29歳。大手メーカーからスタートアップへ転職した現役営業職。休日はカフェで充電しながらキャリアについて発信中。

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