社会人になるのが怖い就活生へ。AI時代でも「働く」が面白い理由


あのさ、ちょっと聞いてほしいんだけど。

今日もカフェで書いてるんだけど、隣の席に就活生っぽい女の子がいて。スーツ着て、ノートに何か書きながら、なんかすごく真剣な顔してて。

社会人になるのが怖い、不安、って感じながら就活してるのかな、ってなんとなく思って。

なんか、昔の自分を見てるみたいで。


私、学生のときアナウンサーになりたかったんです。本気で。ミスコンも出たし、就活もそれ一本で臨んで——全滅しました。あっさり。

そのあとどうしたかというと、なんとなく大手メーカーの営業職に滑り込んで、「まあいっか」みたいな感じで社会人になった。全然かっこよくない入り方。

でも今、29歳で振り返ると。あの「なんとなく」の一歩が、意外と悪くなかったなって思ってる。

怖くて当然だと思う

社会人になることが怖い、って感じてる人、多いと思う。

というか、怖くない人っているのかな。私は怖かったよ、普通に。「うまくやれるかな」とか「怒られたらどうしよう」とか、考えだすとキリがなくて。

でも、その怖さって変な話で——怖いってことは、ちゃんとそこに向き合ってる証拠じゃないかな。無関心な人は怖くもなんともないから。

うまく言えないけど、怖いって感覚を持ったまま飛び込む人の方が、結果的に強くなってる気がする。あくまで私の周りを見ての話だけど。

雑用に追われる時間が、じわじわ減ってきてる

仕事の話をすると、最近ちょっと景色が変わってきてると感じてて。

メールの下書き、議事録の整理、データのまとめ——こういう作業にかかる時間が、前より短くなってきてる。便利なツールがいろいろ出てきたから。

これが怖い話なのか、ラッキーな話なのか、正直まだよくわかってない。でも私が感じてるのは、「余った時間をどう使うか」が、これから差になってくるんじゃないかってこと。

浮いた時間に、考えたり、人に会ったり、失敗したりできる人が、じわじわ強くなっていくんじゃないかな。

入社3ヶ月目に、死ぬほど怒られた話

ちょっと恥ずかしい話するね。

大口のお客さんとの商談で、メモを取り忘れたことがあって。上司にめちゃくちゃ怒られた。帰りの電車、泣きました。普通に。

でも、あれ以来一度もメモを忘れてない。

しくじったことが習慣になったというか。「失敗できる権利」って、新人のうちにしかないと思うんですよね。だからこそ、1年目は怖くても動いてみてほしい。

完璧にやろうとしなくていいと思う。本当に。

AIで仕事が変わることへの不安、ちゃんとある

就活生の女の子が気になってたのは、たぶん「AI時代に就職して大丈夫か」みたいな不安も抱えてるんじゃないかなって思ったから。

私が学生だったころはそんな心配なかったけど、今の就活生にはそれが重なってくる。しんどいなあと思う。

でも、正直に言うと——私が今、一番怖くないのもそこだったりする。変な話だけど。

上に書いたとおり、雑用的な作業はどんどん効率化されてきてて、その分だけ「人と関わる部分」が残ってる。お客さんとの信頼を作ること、相手が何を怖がってるかを感じ取ること、そういうやつ。これって、ツールに代わってもらいにくい部分な気がして。

私はゴリゴリ攻める営業じゃないから最初は劣等感あったけど、むしろ今の方が「丁寧に聞く」スタイルが活きてる感じがある。時代がちょっと変わったのかもしれないし、たまたまかもしれない。よく分からないけど。

カフェで思うこと

さっきの就活生の女の子、もう帰ってた。

うまくいくといいな、って思いながらコーヒー飲んでます。

結婚のこととか、このブログのこととか、私も「どうなるんだろう」ってぼんやり考えることは今でもある。社会人になったら不安がなくなるかっていうと、全然そんなことはなくて、なんか形が変わるだけ。

でも、不安がある状態でも動ける自分になってきたな、とは思ってる。

怖くても動いてきたことが、今の自分を作ってる気がする。あのアナウンサー全滅も含めて。


学生時代の自分に読ませたくて書きました。アナウンサーになれなかったあのとき、誰かがこんな感じで話しかけてくれてたら、もうちょっと気が楽だったかもな、と思いながら。

「怖いけど動く」を繰り返してきた

社会人になることが怖かった。転職が怖かった。後輩を持つことも怖かった。チームリーダーになることも、最初は怖かった。

振り返ると、ずっと怖いまま動いてきた気がする。怖さが消えてから動いた、という記憶がほとんどない。怖いまま飛び込んで、動きながら少しずつ怖くなくなっていく、という順番だった。

これって、「怖くなければ動ける人間になる」ことが目標じゃなかったんだと思う。「怖くても動けること」が、少しずつ身についてきたということかもしれない。違いは小さいようで、実は全然違う。前者を目指してたら、いつまでも動き出せなかったと思う。

AI時代の就活が怖い、社会人になるのが怖いと感じてる人へ。その怖さが消えるのを待たなくていいと思う。怖いまま動いてみて、動きながら変わっていく。それで十分だと思うから 🌿

「なんとなく」が悪くなかった

私の社会人の始まりは「アナウンサー全滅後になんとなく入った大手メーカー」だった。かっこいい出発点じゃない。

でも今思うと、その「なんとなく」が悪くなかった。明確なビジョンを持って入った人が3年で辞めていく一方で、なんとなく入った私がまだ続けてるというのも、なんか不思議な気がする。

完璧なキャリアプランがなくても、動きながら「自分がどういう仕事が好きか」が見えてくることがある。入る前に全部決まってないといけないわけじゃなかった。就活中にそれが分かっていたら、もう少し気が楽だったかもしれない。


AI時代に働くことへの不安は、正直分からないことがまだ多い。何がどう変わるか、自分の仕事がどうなるか。でも「不確かな時代に飛び込む」こと自体は、社会人1年目のときとそんなに変わらない気がしてる。あのときも何も分からなかった。でもなんとかやってきた。それを繰り返していくだけだと思ってる 🌱

「不安を消してから動く」より「動きながら不安と付き合う」

社会人になることが怖かった、というのはさっき書いた。でも正直に言うと、「怖さが消えるのを待っていたら、一生動けなかった」と思う。

怖さって、消えないんですよね。状況に慣れたら消える、と思ってたけど、実際は「怖いもの」が変わっていくだけで、怖さそのものはずっとある。社会人1年目の怖さと、転職前の怖さと、チームリーダーになったときの怖さは全部違う。でも怖さの感覚は変わらない。

じゃあ怖さが消えるのを待っていたら一生動けないから、「怖いまま動く」しかなかった。で、動いた先に「あ、これはそんなに怖くなかった」とか「思ってたのと違ったけど何とかなった」という経験が積み重なっていく。その積み重ねが「怖いまま動ける自分」を少しずつ作ってきた気がする。

就活生の子に伝えたいことがあるとしたら、それかもしれない。怖さが消えるまで待たなくていい。怖いまま一歩踏み出すことが、自分を変える最初の動き出しだから 😶


あのカフェの就活生が、どこかでこういう話と出会えてたらいいな、とコーヒーを飲みながら思った。怖くて当然。それでも動いてみたら、動いてみた自分のことは嫌いにならない。それだけは保証できる気がしてる。

AI時代だろうとなんだろうと、最初の一歩は「分からないまま踏み出すこと」だった。それは今も昔も変わらない気がしてる。

Yuki

このサイトの編集リーダー。アナウンサーを目指した過去を持つ29歳。大手メーカーからスタートアップへ転職した現役営業職。休日はカフェで充電しながらキャリアについて発信中。

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