仕事のメンタルが限界に近いとき、出ていたサインの話。気づいたのは、もっと後だった


スタートアップ2年目の秋、大口を失注した 😶

最悪のタイミングで後輩も入社した。数字は落ちていて、教えるべきことは山積みで、自分がちゃんとできてるのかどうか分からなくなってた。でも誰にも言えなかった。同期には見せたくなかったし、後輩には見せられなかった。上司に言ったら評価が下がると思って、言い出せなかった。

「大丈夫」と言い続けて、大丈夫じゃなかった。


最初のサイン、ずっと無視してた

そのころ、朝起きたときに「今日も行かなきゃ」という感覚があった。

嫌だとか、辛いとか、そういう分かりやすい言葉じゃなかった。ただ「行かなきゃ」。義務感をさらに薄めたような、ぼんやりした感じ。通勤電車の中で「なんで今日もこれやってるんだろう」と窓の外を見てることが増えた。

これ、今思えばそこそこしんどかった。

でも当時は、仕事してたらそういうものだと思ってたし、周りも同じだと思ってた。「朝が辛い」は普通のことで、私が弱いだけだって。だから無視した。サインって気づいてないと、ただの「普通の疲れ」に見える。


頑張るほど、違和感が強くなってた

一番気づきにくかったのは、頑張っている最中のことだった。

数字が落ちてたから「すぐ戻す」と気負って、件数を増やそうとした。でも焦って増やした営業は浅くなる。相手の話を聞く前に「どうすれば買ってもらえるか」が先に来るようになってた。それが自分のやり方と全然違って、やってる間じゅうどこかしんどかった。

結果は出ない。やり方も気持ち悪い。

そのサイクルがじわじわしんどくなっていった。「頑張っても無理」よりも「頑張れば頑張るほど自分じゃなくなっていく」みたいな感覚。あのころ一番消耗してたのは、数字が出なかったことより、そっちだったと思う 😔

「最近、無理してませんか」と言われた日

気づかせてくれたのは、後輩だった。

あの春、後輩の数字が少しずつ上がってきたころ。ミーティングの後に「なんか最近、無理してませんか」と声をかけられた。

正直、最初はびっくりした。こっちが先輩なのに見透かされた感じがして、少し恥ずかしかった。でも否定する言葉が出てこなかった。

「ちょっとしんどい時期かもしれない」と口にできたのは、そのときが初めてだった。自分から言えたんじゃなくて、気づかれて言えた形で。それが正直なところ 🌿

その後、少しだけ話せるようになった。もっと早く言えばよかったという気持ちは今もある。でも言えなかったのは弱さじゃなくて、言わない理由の方が当時はたくさんあったから、だと思ってる。


限界のサインって、分かりやすいものを想像してた。泣けなくなるとか、眠れなくなるとか。でも私の場合は、もっと地味なところに出てた。朝の「行かなきゃ」という感覚、頑張るほど違和感が強くなること、誰にも言えない状態が「普通」になっていくこと。

見逃してたのは、見逃したかったからかもしれない。気づいたら認めなきゃいけない気がして。

今は、少しだけ早く「あ、これそろそろかも」って思えるようになった。それだけで、だいぶ違う 🌱

Yuki

このサイトの編集リーダー。アナウンサーを目指した過去を持つ29歳。大手メーカーからスタートアップへ転職した現役営業職。休日はカフェで充電しながらキャリアについて発信中。

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